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新標(biāo)準(zhǔn)高級(jí)日語(yǔ)第九課:自然災(zāi)害
會(huì)話
安否を気遣う
上海。森家。ある自の早朝、中國(guó)の青海省でマグニチュード5の地震が起きる。緑が家族を送り出して朝食の片づけをしていると。日本にいる母親から電話がかかってくる。
緑の母:ねえ、中國(guó)で、地震があったって。大丈夫?
緑:ああ、朝の。うちのほうは大丈夫だよ。健太郎も子供たちもいつもどおり出かけたし。
緑の母:そうなの。よかった一。テレビで見たらマグニチュード5っていうでしょう。お父さんと心配してたの。
緑:(テレビに目をやって)こっちのニュースでもやってる。大きい土砂崩れがあったみたい。あんまり被害が大きくならないといいけど…。
緑の母:津波は大丈夫なの?上海は海が近いんでしょう?
緑:まあねえ。でも、青海省は上海からすごく離れてるし、內(nèi)陸なの。津波は大丈夫よ。
緑の母:そうなの?ならいいけど…。こっちは地震といったら津波だから。この間もチリの地震で、津波警報(bào)が出て、大騒ぎだったの。
緑:えっ、そうだったの。それっていつの話?
緑の母:先週末よ。日曜日。
緑:えー、全然知らなかった。
緑の母:お母さん、その日友達(dá)に會(huì)いに鎌倉(cāng)に出かけてたの。そしたら、津波警報(bào)で何時(shí)間も電車が止まっちゃって。大變だったのよ。
緑:被害はどうだったの?
緑の母:うん。結(jié)局予想よりも波が低かったみたいよ。
緑:よかったじゃない。
緑の母:上海は地震が少ないっていうけど、徹平と瑛士には、いざという時(shí)のこと、ちゃんと教えておくのよ。
緑:分かってる。
緑の母:じゃあ、もう切るわね。健太郎さんによろしく。
緑:うん。電話ありがとう。じゃあね。
新出語(yǔ)彙1
あんぴ(安否) [名] 安危,平安與否
きづかう(気遣う) [動(dòng)1他] 擔(dān)心,惦念,牽掛
せいかいしょう(青海省) [專] 青海省
マグニチュード [名] 里氏,震級(jí)
どしゃくずれ(土砂崩れ) [名] 塌陷,塌方
ないりく(內(nèi)陸) [名] 內(nèi)陸
チリ [專] 智利
けいほう(警報(bào)) [名] 警報(bào)
おおさわぎ(大騒ぎ) [名] 大混亂,大吵大鬧
なみ(波) [名] 波、波浪
いざ [副] 一旦
めをやる(目をやる)看過(guò)去
いざというとき(いざという時(shí))緊急的時(shí)候,緊急時(shí)刻
課文
地震と津波
2011年3月11日、日本は未曾有の大地震に見舞われた。
東北地方の三陸沖の海底を震源とするM(マグニチュード)9という日本國(guó)內(nèi)観測(cè)史上最大規(guī)模の地震が発生し、それに連動(dòng)して、周辺の海底でM7以上の大きな2つの地震が発生した。震源域(地盤の巖石が破壊された範(fàn)囲)は、東北地方の巖手県沖から関東地方の茨城県沖までの、長(zhǎng)さ500km、幅200kmの広範(fàn)囲にわたり、震源域では余震が多発した。大地震と、それに伴って発生した巨大津波は、東日本の沿岸部を中心に壊滅的な被害をもたらしたのみならず、原子力発電所の事故を誘発するなどし、世界に大きな衝撃を與えた。
この「東日本大震災(zāi)」による死者行方(ゆくえ)不明者は、地震発生後6か月の時(shí)點(diǎn)で20,000人近くに達(dá)したが、その被害の多くは津波によるものだと考えられている。
津波は、そのほとんどが海底で大きな地震が起きた時(shí)に発生する。地震により海底地盤が破壊され、大規(guī)模な地殻變動(dòng)が起こる。それに伴い、海水が押し上げられて上下動(dòng)し、海面の水位の變動(dòng)が周囲に拡大していき、津波となる。
下の図のように、一般的な波(波浪)は、波長(zhǎng)が數(shù)m~數(shù)百mだが、津波は、波長(zhǎng)が數(shù)km~數(shù)百kmと長(zhǎng)く、海底から海面までの水がまるごと移動(dòng)するため、巨大な塊となって沿岸に押し寄せる。しかも、勢(shì)いが衰えず、連続して押し寄せ、陸上の家屋などを破壊しながら內(nèi)陸まで一気に駆け上がる。また津波が引く時(shí)も、とても強(qiáng)い力で引き続けるため、破壊した家屋などを海中に引ぎ込んでしまう。こうして津波が去った後は、町や村は原形をとどめないほどに風(fēng)景が變わってしまう。
島國(guó)である日本は、昔から、地震と津波の被害を受けてきた。特に、東北地方では、數(shù)十年から百年ごとに大きな地震が発生し、そのたびに、沿岸地域は津波に襲われ、多くの犠牲者が出ている。1896年に発生した「明治三陸地震」による津波は、內(nèi)陸に到達(dá)した時(shí)の海水面からの高さは最大38.2mに及び、22,000人もの犠牲者を出した。また、10世紀(jì)以上さかのぼった869年には「貞観地震」と呼ばれる震災(zāi)が起き、內(nèi)陸の奧深くまで津波が達(dá)して大きな被害をもたらしていたことが、古い文獻(xiàn)に記されている。今回の「東日本大震災(zāi)」を引き起こした地震は、その震源域が「貞観地震」と類似する點(diǎn)も指摘されており、1,000年に1度の大地震だったのではないかとも考えられている。
過(guò)去の教訓(xùn)から、沿岸部の地域では、高い堤防を築いたり、住民の避難訓(xùn)練を重ねたりするなど、さまざまな対策を講じてきた!笘|日本大震災(zāi)」でも、地震発生直後に、津波警報(bào)が発令され、いち早く高臺(tái)に避難した人々は九死に一生を得ることができた。しかし、津波は、高さ10mもある堤防を軽々と乗り越えて川を遡上し、次々と家や車や船を飲み込み、町を破壊していった。海水面からの高さは、最大40.5mにも達(dá)していたという。この光景を目の當(dāng)たりにしただれもが、予測(cè)をはるかに超える規(guī)模の巨大津波で、あったことを実感したはずだ。
繰り返し津波による被害を受けてきたにも関わらず、この地域の人々は沿岸部で生活を営んできた。それは、津波の恐ろしさを承知しながらも、海の恵みによって生計(jì)を立てることを選んだからなのかもしれない。そして、いつの時(shí)でも、それが復(fù)興のエネルギーとなってきたのではないだろうか。「東日本大震災(zāi)」の被害は想像を絶するほど甚大であり、実態(tài)を把握するだけでも長(zhǎng)い時(shí)聞がかかるだろう。しかし、これまでもそうしてきたように、被災(zāi)地は必ず復(fù)興するに違いない。
地震はいつどこで起こるか分からない。中國(guó)では、2008年5月12日に、M8の「四川大地震」が発生し、多くの住宅が倒壊したり、山崩れが起きたりするなど、死者·行方不明者は、およそ90,000人に上ったといわれている。そして、2010年4月14日、中國(guó)では青海省南部が地震に見舞われ、再び大きな被害と多くの犠牲者が出た。內(nèi)陸部と沿岸部では地震による被害は異なる。しかし、言えることは、地震や津波は、一瞬にして數(shù)多くの人命と生活基盤のすべてを奪ってしまうということだ。
「天災(zāi)は忘れたころにやってくる」という言葉がある。天災(zāi)ばかりは防ぎようがない。わたしたちができることは、いざという時(shí)にどう行動(dòng)すべきかなどについて、普段から備えておくことぐらいのものだ!備えあれば憂いなし」という言葉もあるように。
地震が起こった時(shí)の行動(dòng)を身に付けておく。
△室內(nèi)にいる時(shí)に地震が起きたら、丈夫な機(jī)やテーブルなどの下に潛り、それらの腳をしっかりと握る。
△屋外にいる時(shí)に地震が起きたら、ブロック塀や石塀電柱や自動(dòng)販売機(jī)など、倒れる危険性のあるものから離れる。
△海岸地域では、地震が起きたら津波の危険があるので、車を使わずになるべく高い所へすぐに避難する。
△がれきやガラスの破片などが散亂しているので、裸足で歩かない。
常に家に、飲料水や食料、薬、ラジオ、防寒具なと避難生活に必要なものを用意しておく。
新出語(yǔ)彙2
みぞう(未曾有) [名] 以來(lái)有過(guò),未曾有
みまう(見舞う) [動(dòng)1他] 遭受;探望
しんげんいき(震源域) [名] 震源區(qū)
じばん(地盤) [名] 地売,地基;地盤
がんせき(巖石) [名] 巖石
いわて(巖手) [專] 巖手
かんとう(関東) [專] 關(guān)東
いばらき(茨城) [專] 茨城
はば(幅) [名] 寬
よしん(余震) [名] 余震
たはつする(多発~ ) [名·サ變自] 頻度
ひがしにほん(東日本) [名] 東日本
かいめつてき(壊滅的) [形2] 毀滅的
げんしりょく(原子力) [名] 原子能,核能
はつでんしょ(発電所) [名] 發(fā)電站
ゆうはつする(誘発~ ) [名·サ變他] 誘發(fā)
ゆくえ(行方) [名] 去向,下落,行蹤
たっする(達(dá)~ ) [サ變自] 達(dá)、達(dá)到
へんどう(變動(dòng)) [名·サ變自] 變動(dòng),變化,波動(dòng)
おしあげる(押し上げる) [動(dòng)2他] 推上去,頂上去
じょうげどうする(上下動(dòng)~ ) [名·サ變自] 上下運(yùn)動(dòng)
すいい(水位) [名] 水位
いっぱんてき(一般的) [形2] 一般的
はろう(波浪) [名] 波浪
はちょう(波長(zhǎng)) [名] 波長(zhǎng)
まるごと [副] 整體
いきおい(勢(shì)い) [名] 勢(shì)力,勢(shì)頭
りくじょう(陸上) [名] 陸地上
かけあがる(駆け上がる) [動(dòng)1自] 沖上,跑上
かいちゅう(海中) [名] 海中,海里
ひきこむ(引き込む) [動(dòng)1他] 投進(jìn)來(lái),搜入
げんけい(原形) [名] 原形,原貌
とどめる [動(dòng)2他] 存留,保留,遺留
めいじさんりくじしん(明治三陸地震) [專] 明治三陸地震
かいすいめん(海水面) [名] 海平面
じょうがんじしん(貞観地震) [專] 貞觀地震
しんさい(震災(zāi)) [名] 地震災(zāi)害
おくふかい(奧深い) [形1」深、深邃;深遠(yuǎn)
ぶんけん(文獻(xiàn)) [名] 文獻(xiàn)
しるす(記す) [動(dòng)1他] 記載
ひきおこす(引き起こす)[動(dòng)1他] 引起
るいじする(類似~) [名·サ變自] 相似,類似
きょうくん(教訓(xùn)) [名] 教訓(xùn)
ていぼう(堤防) [名] 堤
はつれいする(発令~) [名·サ變他] 發(fā)布命令
いちはゃく(いち早く) [副] 很快地,迅速地
かるかると(軽々と)[副] 輕松地,輕易地
そじょうする(遡上~ ) [名·サ變自他] 溯流而上
のみこむ(飲み込む) [動(dòng)1他] 吞下,咽下;理解、領(lǐng)會(huì)
いとなむ(営む) [動(dòng)1他] 營(yíng)(生),辦(事業(yè));經(jīng)營(yíng)
めぐみ(恵み) [名] 恩澤
せいけい(生計(jì)) [名] 生計(jì)
ぜっする(絶~) [サ變自他] 超絕
はあくする(把握~) [名·サ變他] 掌握
シセン(四川) [專] 四川
じゅうたく(住宅) [名] 住宅
とうかいする(倒壊~) [名·サ變自] 倒塌
やまくずれ(山崩れ) [名] 山體崩塌
じんめい(人命) [名] 人命
きばん(基盤) [名] 基礎(chǔ)
うばう(奪う) [動(dòng)1他] 奪去、失去;搶奪
てんさい(天災(zāi)) [名] 天災(zāi)
そなえ(備え) [名] 準(zhǔn)確、預(yù)備
うれい(憂い) [名] 憂愁、痛苦、苦悶
しつない(室內(nèi)) [名] 室內(nèi)、屋里
ブロックべい(~塀) [名] 磚墻
いしべい(石塀) [名] 石墻
でんちゅう(電柱) [名] 電線桿
なるべく [副] 盡量
がれき [名] 瓦礫
はへん(破片) [名] 碎片
いんりょうすい(飲料水) [名] 飲用水
ぼうかんぐ(防寒具) [名] 御寒用品
げんけいをとどめない(原形をとどめない) 沒有留下原貌的痕跡
きゅうしにいっしょうをえる(九死に一生を得る) 身處絕境而奇跡般地脫險(xiǎn)
めのあたりにする(目の當(dāng)たりにする) 目睹
せいかつをいとなむ(生活を営む) 維持生活
せいけいをたてる(生計(jì)を立てる) 謀生
そうぞうをぜっする(想像を絶する) 超出想像
てんさいはわすれたころにやってくる
(天災(zāi)は忘れたころにやってくる) 天災(zāi)總是在人們淡忘時(shí)再次發(fā)生
そなえあればうれいなし(備えあれば憂いなし) 有備無(wú)患
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